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−学校との関わり−
ネイチャースクールで行われている環境教育指導は、奨励はされているものの小中学校の教育に関する法律では全く定められていない。あくまでも自然科学あるいは「みどり」に関する教育の一環として位置づけられている。ネイチャースクールの使い方は、利用する学校の先生あるいは校長先生次第である。ネイチャースクールは、どのような利用ができるかなどのパンフレットを作成したり、先生たちと協議しながら指導内容を決めていく。
ネイチャースクールの周りに複数の自治体がある場合、そこから子供がやってくるので、ネイチャースクールが受け入れられる子供の数よりもやってくる子供の数の方が多くなることがある。子供によっては、義務教育の9年間のうち1回しかネイチャースクールに来られない場合もありうるし、複数回来る子供もいる。全体的にみると、ネイチャースクールには全学校の10%の子供しか受け入れる容量がないのが実状である。
ネイチャースクールでは学校の子供の教育以外には、学校の先生に対しての研修も行っている。

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ネイチャースクールで古代人の生活を体験する子供たち

 

 

 

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